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GIBSONのJ-50を売ってから、純粋な生ギターを持っていなかったので購入したものです。
本当は'73年〜'78年のMartinのD-28かD-35が欲しいのですが、いつかこれは買うこととして、とりあえず何か買おうと思い、まずGuildのD-55に目をつけました。新宿で新品を格安で売っていたので、もう少しいろいろ探してみて、特に目ぼしいものがなければ買うつもりでした。年末から神戸へ帰っていた時、行きつけだったLMという楽器店に顔を出し、そこにあったアコギを何本か試奏していたら社長がやってきて、「これ、結構いいよ!」と指を指したのがこのギター。見慣れないヘッドデザインとブランド名に、最初は目も向けていませんでした。手渡された瞬間、「わっ!!!軽っ!!!」。実際に音を出した瞬間、「!!!!!!!!!!!」思ったよりよかった、というより、ホントによかったのです。低音から高音までしっかりと鳴り、音量も豊かでした。オンマイクで録音するには辛そうなくらい。ネックは太めで幅広タイプなので、手の小さい人には弾きづらいかもしれませんが、私にはピッタリ。
この時、まだタコマは正式には輸入されておらず、当然ながら輸入総代理店もありませんでした。専用ケースもなく、カタログさえもありません。雑誌の広告にも載っていませんでした。ではなぜそんなギターが売られていたのか。実は、楽器フェアか何かの展示用として持ってきていたギターを、その楽器店が「音がいい」ということで仕入れたらしいのです。シリアルが若いのもそれが理由。たぶん、吉川忠明氏やチャー氏が使う前に、日本で私が最初の所有者だったのかも知れません。現行のものとシリアルの打ち方も異なります。最近では有名になってしまいましたが、その意味は私がよく分かっています。
Dean MarkleyのPRO MAG(シングルタイプ)を入手したので、録音には困らなくなると思いましたが、納得できる音色ではなかったので、現在内蔵ピックアップを検討中です。 |
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